給与水準の考え方

就職活動のときに、企業の給与水準に目がいくのは仕方がないことである。

 

しかし、ほんとうに給与水準にこだわるならば、入社後2〜3年、あるいは20代の給与水準の高低はあまり意味がない。

 

長期的にみたら、入社後5〜6年、20代のときにどれだけ実力を高めることができたかで、その後の給与水準が大きく変わってくるからである。

 

よって、将来、高額な収入を得たいのであれば、給与水準ではなく、どれだけ自分の実力が伸ばせる企業であるのかに注目して、そういった会社に入社すべきである。

 

給料の高い会社を選ぶ、というのは、他力本願の考え方である。自分の実力ではなく、会社の実力で得られる収入をあてにしているにすぎない。まるで寄生虫ではないか。

 

自分に実力さえあえば、その実力にみあった収入が得られると考え、自分の力で希望する収入を勝ち取るという心構えが大切だろう。