働くことの意味、生きることの意味

学生から社会人になるにあたって、あるいは社会人としてしばらくたって、そもそも働くことの意味はなんだろうかと考えることがあるだろう。

 

働くということが人生の多くを占めるということならば、働くことの意味を問うということは、生きることの意味を問うということだろう。つまり、人生の意味とはなにか。あるいは、人生に意味があるのか。

 

働くことにも、人生にも意味はない。そもそも、意味というのがこの世の中にはじめから存在するのではない。人間は、もともと意味などない事柄に、なんらかの意味を見出そうとする生き物なのである。

 

つまり、意味はもともとあるのではなく、人間が自ら作り出すものなのである。

 

同じことをしていても、「こんなことをやっていても意味はない」と思うかもしれないし、「これは大切なことなのだ」と何らかの意味を見出すかもしれない。どんな意味をつくりだすか、それは自分次第だ。

 

だから、自分がどんな仕事をすべきなのか、どんな生き方をすべきなのか、生きていくことの意味はなんなのか、などについて、あまり悩む必要はない。

 

まずは、目先のことを一所懸命取り組んでいけばよいのだろう。その活動のつながりから、だんだんと、意味づけをおこなっていけばよいのである。