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正しいと思っていることのほとんどは仮説にすぎない

私たちは、宇宙、世界、社会の中に生きている。

 

そして、私たちは、宇宙とはこんなもの、世界とはこんなもの、社会とはこんなもの、という知識を持っているし、今の時代、それについて知りたければ調べてみるといくらでも情報がある。

 

つまり、調べれば真実はわかると思っているだろう。しかし、それは間違っている。真実だと思われていることのほんとんどは、仮説にすぎない。

 

これが、キャリアや人生にどう関わっているかというと、私たちが、仕事をしていくうえで、生きていく上で、前提としているいろんなことが、実は間違っているかもしれないという可能性を考えるべきだということだ。

 

宇宙や世界を構成するもっとも基本的な概念である、「時間」を例に挙げてみよう。

 

私たちは、時間とは、過去があり、過去から現在へ、そして未来へ流れていくと思っているし、それが当たり前(=真実)だと思っている。しかし、これは、人間が考えた仮説にすぎない。

 

そもそも、客観的な意味での時間なんて存在しないのではないか。もし、私たちがもっている時間の考え方が正しいとするならば、宇宙には始まりがあり、終わりがあるということになる。これは理解しがたい論理的矛盾ではないだろうか。

 

そんなことを想定したら、宇宙の定義をはじめ、あらゆる前提が崩壊する。宇宙は、すべてのものを含んでいると考えるのに、宇宙に始まりと終わりがあれば、宇宙以外に何かが存在することになってしまう。

 

その「宇宙以外の何か」も含めて、それも宇宙だと再定義してしまうと、今度は、宇宙に始まりと終わりがあること自体が成り立たなくなる。

 

なぜそんな論理矛盾が起こるのか。それは自明で、宇宙にしても、時間にしても、人間が考えだした「仮説」にすぎないから。真実ではないからである。