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高校の勉強をやり直してみよう

大学生の人で、高校での勉強が楽しくてしかたがなかったという人はあまりいないのではないだろうか。

 

それは、高校の勉強が、大学受験のための「手段」になっていたからだ。目標(大学への入学)を達成することが大切なわけで、そのための手段が面白いということは二の次であったはずだ。

 

しかし、真剣によいキャリア、よい人生を歩もうと考えているならば、高校で学ぶ科目ほど役立つものはない。

 

なぜならば、高校で学ぶ内容は、この世の中を深く理解するための基礎的な知識を網羅的に整理された内容だからである。

 

例えば、この世の中がどうなっているか、とくに横断的にそれを理解するためには、数学の知識は必須である。建物はどのような計算を経て設計されているのか、身の回りにある電化製品はどうして機能するのか、新聞やニュースで発表される統計数値は信じられるのか。これらの問に答えようとしたら、数学や統計の知識が必須で、それを理解しようと思ったら、最低限、高校数学をマスターしておく必要がある。逆に言えば、高校数学を完璧なまでにマスターしていれば、それ以降の数学を理解するのにそれほど苦労しない。

 

数学ができれば、それを用いて理解する、物理学などの自然科学についても理解が進む。そもそも、自然科学というのは、私達の住んでいるこの世界がどうなっているのか、自然のメカニズムを理解するための学問である。物理、化学、生物、地学、それらは数学を基礎に成り立っており、数学がわかれば、これらの科目もわかる。これらの科目がわかれば世の中を動かしているメカニズムとか法則性が分かる。自然法則だけではない。経済法則にしても、経済学は数学を基礎になりたっている学問だから、数学がわかれば、社会がどのような仕組みや法則で動いているのかもわかるのである。

 

この宇宙、世界、自然、社会がどのようなメカニズムで動いているかを横断的に知るために数学やその他の関連科目が重要であるのと同時に、今私たちがいる世界が、なぜ、どのような経緯で、形成されていたのかを縦断的に知るために必須なのが、歴史である。歴史を深く理解するのに、地理的な知識も重要である。よって、地理・歴史を勉強することは、世の中を理解するためには必須である。

 

いまの国際情勢がなぜそのようになっているのか、日本がどうして今のような位置づけがあるのか。現代社会にはどのような問題があって、なぜそれが生じているのか。これらは、歴史を勉強することで理解できる。高校の世界史、日本史は、こういった歴史的知識のエッセンスを効率的に学ぶのにうってつけの科目なのである。これに関連して、倫理や政治経済といった高校科目も、思想や社会についての知識を効率的に吸収できる科目である。

 

そして、私達がいろんなことを考え、正しい結論を導いていくためには、ただしい言葉の使い方が必須である。文章を正しく読み、正しく理解し、適切に文章を書く。これらは、国語の勉強を通じて身につく。よって、高校国語も役に立つ強化であるといえよう。